文系の新卒時の就職活動 上手な戦い方(日東駒専レベル編)

転職・スキルアップ

新卒時の就職活動は10年前とは異なり早期選考が進み、かなりの売り手市場となってきております。
そんな売り手以上でも、全ての学生が大手優良企業から内定を貰えるわけではありません。
優良企業から多く内定を貰える学生と全く貰えない学生の2極化がかなり進んでいるように感じます。

今回は、2極化が顕著であろう偏差値55程度の大学を卒業予定の学生向けに、少しでも2極化の良い方の極に行けるようアドバイスできたらと思います。

ちなみに私はプライム市場に上場している企業で、新卒採用を行っております。
自分自身日東駒専レベルの大学出身ということもあり、これまでの経験を交えながら
また、人事部の新卒採用担当としての目線も交えながら書いていきたいと思います。

間違いなく、卒業した大学のレベルよりも上のレベルの会社から内定を貰うことは努力次第では可能です。

今回は、自分の入社したい業界、やりたいことについては考慮せず、あくまで自分の大学のレベルよりも高いレベルの会社から内定をもらえるためには ということに念頭を置かせていただきます。

新卒時の就職活動の重要性

新卒入社した会社で今後の人生が決まる というともちろんそんなことはありません。
しかし、今後の人生に大きな影響を与えることは間違いありません。

・新卒入社した会社で定年まで勤めあげる
・転職してランクアップしていく
・自ら起業し独立する

上記のように様々な選択肢があります。
このような選択肢がある中で、新卒で入社した会社は大きく影響を与えます。

それは何故か。新卒入社した会社での経験は人生の履歴書となる為です。
また、収入面や福利厚生面においても大手優良企業に入社することで得られるメリットは生涯で考えると相当膨大なものになります。

定年まで同じ会社で勤める場合、生涯賃金は大きく変わります。また経験できることも大きく異なります。

転職する場合、最初に入社した会社の年収を考慮した収入を提示してもらえることが多く、またネームバリューや経験を評価してもらえます。

起業する場合、会社で得たノウハウを活かし、また起業していった先輩たちとの繋がりを持つことができます(大手企業から独立する方の方が多い傾向にあります

このように新卒で入社した企業は今後の人生に大きな影響を与えることは間違いないです。

受ける会社を戦略的に選んでいく

受ける企業を選ぶ際、全く歯が立たない企業を受けても時間や労力を無駄にするだけで意味がありません。
どんなに頑張って努力しても、日東駒専レベルからは入社がほぼ不可能な会社が存在することは事実です。

具体的には総合商社や外資系コンサルなど、東大京大早慶レベルの学生の採用がメインとなっているような会社です。
そのような会社をうけてもまず内定は貰えないため、受けるだけ無駄になってしまいます。

日東駒専レベルにおすすめの会社(重要)

個人的に日東駒専レベルの方にオススメの業界、会社を紹介させていただきます。

最もオススメなのは、建設業界への事務系採用です。
建設業界は文系学生からするとかなりマイナーですが、実はかなり狙い目です。
何故か、高学歴の学生はあまり受けず、また高水準の給与体系と福利厚生がかなり良い企業が多いためです。日東駒専レベルは全員受けろ と言いたいレベルです。
さらに建設業への事務系入社は管理部門全般の業務を幅広く経験できるため、転職時にもかなり有利になり、また潰しが効きます。
私も新卒時は建設業にいましたので、よくわかりますが、事務系はそこまでハードじゃないです!大手であれば残業もきっちり付くし、給与福利厚生は申し分なかったです。

・5大スーパーゼネコン(かなり厳しいが可能性はある)
・中堅ゼネコン(あまり学生には知られていないが、給与水準が高く、福利厚生も充実している)
ex,戸田建設、五洋建設、西松建設、鴻池組 等
・道路舗装業界(NIPPO、前田道路、日本道路 等 かなりマイナーだが絶対につぶれない、給料高すぎ、事務系はそこまでハードじゃない 入りやすい)

次は、専門商社です。
総合商社は正直歯が立たなくても、専門商社であれば努力すれば入れる可能性があります。倍率が高い会社が多いですが、給与水準が高い会社が多く、その後の人生に有利に働きます。
具体的には、
・岡谷鋼機
・長瀬産業
・阪和興業
・帝人フロンティア 等のレベルの企業体です。
正直かなり厳しい戦いにはなりますが、可能性が0ではありません。このあたりの会社で経験を積めば、総合商社への転職は可能性があります。

・兼松
・豊島
・マクニカ 等 少し難易度を下げた会社も合わせてチェックしておくとよいでしょう。

面接で話せるネタを作る

面接で使えそうなネタをしっかりと作っていくことが新卒採用においてはかなり重要です。
就職活動開始の時期に標準を合わせ、学生時代に頑張ったこととして話せるネタを用意しましょう。

私の場合は、宅建取得でした。個人的にはかなりおすすめです。(そこまで大変じゃない割に、かなり評価されます。)

それ以外にもTOEIC、留学、部活、ボランティア などなど 時間はかかりますが、使えそうなネタを作ることは可能です。

しっかりと計画的に行動していくようにしましょう!

個人的には資格取得が断然オススメです!転職活動時にも使えますから。

対策を行う

ESの添削、面接の事前練習は必ず行うようにしましょう。
大学のキャリアセンターへ行けば対応してもらえるでしょう。特に面接対策が重要です。
面接の際、見られていることはしっかりとした受答え、コミュニケーション能力が大きなポイントです。
それには明るく元気よくはきはきと受答えすることが最も重要です。一人で面接の練習していても実は緊張から暗い雰囲気になっていたり、自分の言葉で受答えできていないことはよくあります。
そうなると面接通貨はかなり厳しいです。

他人に一度でいいから面接の練習をしてもらい、フィードバックを貰うのは、本当に本当に大切です。
自分で気づくことができなかったことに気づきがあります。

実際、私も一人で鏡の前で面接の受答えの練習をしましたが、キャリアセンターの方を模擬面接をした際には少し暗くクールな感じがするからもう少し明るく話した方がいいよとアドバイスを貰いました。
自分では明るく話していたつもりですが、他人には違った映り方をしていたようです。

まとめ

就職活動は短期集中戦です。しかし、事前準備を入れれば実はかなりの長期戦なのですよ。
そこに気づいた方は勝者です^^
逆に言えば4年間使うことができるということですから。

自分の大学のレベルより高いレベルの会社へ入るということはそれ相応の努力が必ず必要です。必ずです。
そこに一秒でも早く気づき、戦略を考えることが最も重要です。

この記事を読んだ学生の皆様が全員成功しますように!!

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